<COUNTRY KKO KKO'S
SECOND ALBUM
 "color of CHAMELEON">
<絶版>
1999.6
Prologue(コッコエ アッチム)(コッコの朝)
イルシム(一心)
GImme! Gimme!
エリョン(哀戀)
Ole! Ole!
In Your Eyes...
イッチャ!イジョ!(忘れよう!忘れるさ!)
チュサン(追想)
カミョンチョンサ(仮面天使)
チャッチャン(remake)(ティーカップ) 

 99年6月21日、待ちに待った2集は発売された。出る出ると言われ続けて10日くらい待ったかもしれない。5月に東京でライブがあったことがファン熱を余計熱く燃やし、出てからしばらくこればかり聴いていた記憶がある。
 最初に聴いた時の印象は「歌」が前面にでているなということ。1集はバックの音のつくりがやたら凝っていてなかなかゴージャスでもあったのが、今回バックに手を抜いたというのではなく、歌トラックが全体の音の量に占める割合がかなり広くなった感じがする。タク・チェフンのボーカルは前作と比べてものすごく余裕が出ていて、聴いていて気持ちいい。また、シン・ジョンファンのラップも彼の個性というか持ち味(コメディタッチ+メリハリの上手さ)が大きく引き出されていると思った。
 タイトル曲「一心」はヒットメーカーのチェ・ジュニョン作詞・曲。彼女一筋、狂わんばかりに愛する男の心情を歌っていて、冷静に考えると、やや気持ちわるいかも、な詞ではある。チェ・ジュニョンの他にチェ・スジョン(有名なところではSES「Oh MY LOVE」イー・イェリン「ヌル チグムチョロム」などの作者。別名Moonstone)、マ・ギョンシク(タク・チェフン2集の項参照。チェクスキース「カップル」の作曲者)、ユ・ヘジュン(98年デビューのバンド、CANの元メンバー)などが曲を書き、Country Kko Kkoもそれぞれバラード曲に詞を書いている。また、既にスタンダード曲と言ってもいいノゴジリの「チャッチャン」(キム・チャンワン作)のカバーも、‥‥となかなかバラエティに富んだ内容。
 MV全盛のこのご時世に、1本のビデオも作成しないで「一心」「Gimme! Gimme!」「哀戀」の3曲をヒットさせたのは本当にたいしたものだ。
 私が一番好きな曲は、あっさりしたレゲエ風味の「In Your Eyes...」。タク・チェフンとシン・ジョンファンの掛け合いで、一人の女性を巡って言い争いをする内容だ。して、この争いの勝者は‥‥?この曲を始め、どの曲もライブで直接聴くのがなんといっても一番。
 こうなると多少欲も出るのがファンの心情であるが、シン・ジョンファンの「歌」部分がもっとあっても良かったのでは。彼は沢山歌うほどにもっと上手くなる人だと思うので。一応ファンとしては、歌っていないから上手くない、のだと思いたい(追記:その後の活動を振り返って、実際そうだったと思います)

 ジャケット(中ジャケ含む)のデザインが夏らしくて爽やか。彼らのアルバムは実はどれもジャケットがかっこいいのだ。こればっかりは買って手に取らないとわかるまい。(追記:といわれても入手できないですよね…すみません。中ジャケ写、随所にupします)

(1999年記述・2008年加筆訂正)